ロコモティブシンドローム locomotive_syndrome
ロコモティブシンドロームとは
加齢に伴う運動器障害のために移動機能に低下をきたした状態をロコモティブシンドローム(通称ロコモ)と呼びます。進行すると介護が必要になるリスクが高くなってしまうため、現在では社会的にも注目されています。
できるだけ長く自分の足で歩き、ご自身で自立した日常生活を続けていくためには、ロコモの予防と健康寿命を延ばすことが重要です。
ロコモチェックをしてみましょう
次のことにあてはまるようでしたら、ご相談ください
- 片脚立ちで靴下が履けなくなった
- 家の中でつまずいたり滑ったりする
- 階段を上るのに手すりが必要だ
- 重いものを持つ仕事が困難である(掃除機の使用や、布団の上げ下ろしなど)
- 15分くらいを続けて歩けない
- 横断歩道を青信号で渡りきれない
- 2kg程度の買い物をして持ち帰るのが困難である(1リットルの牛乳パック2個程度)
以上の項目はすべて、骨や関節、筋肉などの運動器が衰えているサインです。 1つでも当てはまればロコモの可能性がありますので早めの受診をおすすめします。
ロコモに対する治療
当院ではロコモティブシンドロームの方に対する筋力トレーニング、歩行訓練、転倒予防指導などを行っております。ロコモの可能性がある方、現在は診断されていないが将来的なロコモが心配という方はご相談ください。
ロコモは60代くらいから気をつければいいと考えられる方もいるかもしれませんが、できるだけ早めに気づき、手当てすることが重要です。
ロコモの原因になっている骨・関節疾患を早期に見い出し、疾患の治療をしながら、リハビリテーションを通して適切な運動の仕方をアドバイスいたします。
ロコモを予防するには
ロコモの予防には適切な運動と食事が大切です。骨や筋肉は適度な運動で刺激を与え、適切な栄養を摂ることで、強く健康に維持されていきます。肥満、やせすぎ、強度の強すぎる運動もよくありません。医師と相談して適切な強度の運動を行い、バランスの良い食生活を心がけましょう。